家を彩る『ガーデニング・7のアイデア』実例とともに紹介します
外構・ガーデニングは様々な悩みの連続です。
高低差・デザイン・使い勝手。尽きることはありません。
そんなとき、参考になるのは「他のお庭のアイデア」です。
本記事では、デザインや実用性を満足させる7つのアイデアを提案します。
実際に施工された写真と一緒に紹介するので、庭造りで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
(1)植物の主従関係をはっきりさせる
(2)壁面もガーデニングの一環と捉える
(3)無骨な雰囲気の仕切りでアメリカンスタイルを演出
(4)DIYを織り交ぜて造る思い出の外構
(5)高低差を芝生で解消!
(6)目隠しのデザインにも気を配る
(7)小さなお庭でも雰囲気一変
まとめ│アイデアを絞っておしゃれなお庭を実現
植物の主従関係をはっきりさせる
庭に植物を植えるとき「主従関係をはっきり」させましょう。
適当に植物を配置しても、綺麗にはなりますが、メリハリのない庭になってしまうかもしれません。
茨城県阿見町に位置するお庭は、主:ココスヤシ、従:芝生と、役割を分けることで、お庭に緊張感が生まれています。
ココスヤシ単体とコンクリートの外構だったなら、ヤシの存在感が強く出すぎていたでしょう。
芝生の緑がヤシの強さを適度に和らげているのです。
また、芝生があることでヤシの南国感を引き出しているのも面白いところ。
別の角度から見た写真です。
主庭を彩るヤシと芝生が、玄関へと続くアプローチにも影響を及ぼしています。
アプローチ側にもソテツなどの南国風の植栽を施すことで、主庭との連続性を確保。
南国の雰囲気づくりを家の全周に行き渡らせています。
乱張りの天然石に明るい色味のものを使い、リゾート感を上げている点にも注目です。
お庭の「主」シンボルツリーの選び方について
→シンボルツリーの後悔を防ぐチェックポイント|代わりになるアイデア事例も
壁面もガーデニングの一環と捉える
庭づくりの計画を立てるとき「隣家との視線を遮る壁面」に気を配ることは少ないでしょう。
費用面を気にして、一般的なメッシュフェンスを利用するのはよくある話です。
つくば市で造られた植物満載のお庭は、ひと手間を加えたおしゃれな壁面を持ちます。
視線を遮りながら風を通し、圧迫感を低減するために柱に対して前後に板を渡し、壁を形成しています。
「隣家からの視線は遮りたいけど、存在感が強すぎる壁は嫌だな」と考える人におすすめできるアイデアです。
木製の壁面は植物とも相性がよく、芝生や下草、中高木の背景にぴったりです。
植物の周囲の通気が悪いと、病害虫のまん延につながる恐れがありますが、通気性のある壁面のおかげで、その心配はありません。
つる植物を絡ませたりすることで、ナチュラルガーデンらしさの演出にもつながるため、植物が育った将来の姿が気になるお庭でした。
無骨な雰囲気の仕切りでアメリカンスタイルを演出
「道路とお庭の仕切りをどうするか」というのは庭づくりを考える人の永遠のテーマです。
そのひとつの答えが「PCフェンス」です。
PCフェンスはスチール製のパイプに金網を取り付けた、無骨なデザインのフェンスです。
それもそのはず、公園や野球場でも使われることのある、強度や耐久性を追求した製品なのです。
ただし、強度を追求している一方で、写真のようにアメリカンな雰囲気づくりにぴったりなおしゃれなフェンスでもあります。
牛久市の住宅でもPCフェンスは用いられています。
建物の周囲の囲いにフェンスを用いて、建物との調和を目指しています。
無機質でモダンな雰囲気を持つ住宅と、優れた相性を持つアイデアです。
なお、こちらのお家では、家を建てて外構を作ったときの思い出を残し続けるアイデアも印象的です。
外部の水栓の水受けのことを「水栓パン・ガーデンパン」などといいますが、水栓パンをコンクリートで造作し、その底面に家族の手形を押しています。
疲れて帰宅したとき、覗いてみると元気がもらえる、楽しいアイデアです。
DIYを織り交ぜて造る思い出の外構
外構造園工事は、ブロックやフェンスなどのハード部分、そして植栽などのソフト部分をまとめて業者に依頼するのが一般的です。
一方で、「部分的にDIYで庭造り」をすることで、庭に思い入れを付与するのもひとつのアイデアです。
取手市のお庭は、門柱・土留ブロック・フェンス・駐車場をご依頼頂き、お庭の芝生や植栽をDIYで仕上げています。
ハード面の工事は、特殊な工具が必要だったり、仕上がりで水平を取るのが難しかったり、DIYでの施工は不安に思うもの。
一方で芝生や植栽などは、成長を楽しみ、失敗したと思えば再施工することもできます。
得意な部分、できる範囲で施工して、業者と施主との共同作業を目指すのもひとつの考え方です。
高低差を芝生で解消!
外構・ガーデニングで常に気にしないといけないのは「高低差」です。
道路から玄関まで高低差があるなら、階段やスロープを設けて高低差を解消しなければいけません。
また、単純に斜面にするだけでは、雨のたびに土が上から流れ出してしまい、せっかく作った階段回りを侵食してしまうでしょう。
牛久市のお家は駐車場から玄関に至るアプローチに、芝生とコンクリート製の枕木を設置することで段差の解消に成功しています。
青々とした緑。その中にクリーム色のステップが配置されて、自然な風合いと実用性の双方を実現。
さらに、門柱も枕木の風合いを持つコンクリート製のものにして、全体の雰囲気を合わせています。
段差に芝生を用いるときに気にしないといけないのは、芝生をくい止めること、しっかり水やりを行うことです。
芝生は一度根付くと高い繁殖力を示すので、写真の中で砂利と芝生の境界に設置している厚いゴムマットなどを敷設して、しっかり区切ることが大切です。
また、斜面に植物を植えると、平地に比べて水切れが早いので、特に夏の間は水切れを気にかける必要があります。
目隠しのデザインにも気を配る
道路から、お庭やリビングが見えることを気にする人も多いでしょう。
目隠しを考えるときに、重厚な鋼製のものを用いてもよいですが「自然素材を利用する」ことで、建物や他の植栽・アプローチとの親和性を図れます。
つくば市のリゾート風の外観を持つ家では、道路と庭の目隠しに高い耐久性を持つアイアンウッドを使用しています。
フェンスの高さは2mになり、道路からの視線を完全に遮断します。
もし、2mの高さのフェンスを鋼製で作っていたら、庭で過ごしているときも、通行人に対しても、圧力を感じ、与えていたでしょう。
自然素材で作り、さらに明るい白色に塗装することで、圧迫感を感じることはありません。
また、塗料にも気を使って、ひまわり油など自然の植物油由来のオスモカラーを用いているので、周囲の自然にも体にも優しい仕上がりになっています。
小さなお庭でも雰囲気一変
「狭い庭でガーデニングができない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、コンパクトな場所でガーデニングを行うと、手入れが行き届き、おしゃれなお庭が完成します。
牛久市のお庭は奥側に主庭がある中で、手前の駐車場スペースにもコンパクトなお庭を作りました。
奥行きを絞っているので、どの植物にも簡単に手が届き、お手入れしやすい環境を手に入れています。
手入れ・清掃の行き届いたお庭は、成熟した美しさを放ちます。
省スペースでしっかり手入れをしたお庭を作ってみてもよいでしょう。
まとめ│アイデアを絞っておしゃれなお庭を実現
アイデアにあふれた庭の実例を紹介しました。
ガーデニング・外構を行うとき、様々な条件が存在し、場合によってはおしゃれなお庭を諦めてしまうかもしれません。
しかし、アイデア次第で庭はおしゃれに、使い勝手よくなります。
もし、完全に行き詰まってしまったら、外構業者の出番かもしれません。
専門家の意見を聞きたいと思ったら、気軽に連絡をしてみてくださいね。
茨城県でおしゃれなお庭づくりをお考えの際は、エクステリア専門店のミモザガーデンへ。
外構専門店ならではのデザインアイデアをもとに、お客様のご自宅にピッタリなお庭プランをご提案いたします。
牛久市のショーガーデンでは、実際のお庭デザインや建材のサンプルなどもご覧いただけます。お近くの方は、ぜひお気軽に遊びにいらしてください。
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