外構カーポートを費用だけで選んではいけない理由|茨城の施工事例
カーポートは外構工事の中でも比較的金額がわかりやすいですが、安さだけで選ぶのは少し考えたほうが良いかもしれません。
大切な愛車を守るカーポートは、手抜き工事や施工ミスが発生すると重大な損失が発生する恐れがあるためです。
なぜカーポートを費用だけで選んではいけないのか、その理由を今回は詳しく解説します。
目次
外構カーポートを費用だけで選んではいけない理由
おしゃれなカーポートの施工事例
カーポートなしの外構プランも検討してみる
外構カーポートを費用だけで選んではいけない理由
最近はインターネットを中心に、カーポートをはじめ外構工事をリーズナブルに提供する施工店が増えています。
外構の費用は大切な要素の一つですが、「安かろう悪かろう」になっては本末転倒。
費用だけで施工店を選んでしまうと、次のようなリスクが発生します。
職人の施工品質を左右する
カーポートの外構費用の差額は、そのまま職人の施工品質を大きく左右します。
カーポートの価格はある程度決まってきますので、外構費用が安いということは職人の日当・手間が安いということです。「安くて腕の良い職人」は存在しませんので、価格が安いほど施工品質は低下する傾向があります。
カーポートは基本的な製品寸法・工事手順が決まっているため、比較的経験の浅い職人でもこなしやすい工事です。
逆に言えば駆け出しの職人が安い金額で工事を請け負いやすいため、いくらでも価格を下げることは可能ということにもなります。
経験が浅く腕の悪い職人による施工は次のようなリスクを招きます。
- 柱・梁・パネルに施工時のキズが付く
- パネルの固定が甘く、台風などで飛んでしまう
- 組み立ての精度が低く、風でギシギシ音がする
- 家と本体の角度が合っていない
- 柱を固定する土間コンクリートの仕上げが汚い
施工ハードルが低いからと言って簡単なわけではなく、安全に美しく仕上げるためには熟練の技術が求められます。
カーポートは外観を構成する大切な要素の一つですから、仕上がりの品質にも気を配りましょう。
見えない部分の手抜きリスク
外構費用が安すぎると、帳尻を合わせるために見えない部分で意図的な手抜きが発生する可能性もあります。
最も手抜きが発生しやすいのは、カーポートを支える柱の施工です。
カーポートの柱は地面から55センチ程度穴を掘って埋め込み、周りを土間コンクリートで固めて全体を支える構造です。
しかしお施主様に見えないからと言って、埋め込みを浅くしたり土間コンクリートの量を規定以下にしたりする業者も少なくありません。
2014年に発生した「平成26年豪雪」では雪の重みで多くのカーポートが倒壊しましたが、柱の手抜き工事が原因の物も多く見られました。
格安店の施工価格だと一日に数件の工事現場を回らないと生計が経たないことも多く、どうしても手抜きは発生しやすくなります。
ビス一本、目に見えないパーツ一つが、重大な事故を巻き起こす原因となる可能性は大きいです。カーポートが完成するとお施主様から見えない部分はたくさんありますので、信頼できる業者を選定しましょう。
商品選定と設置場所による不満
カーポートの商品選定と設置場所を提案する、私たち施工店・プランナーのノウハウも価格と連動する要素です。
薄利多売の店舗だと従業員教育にコストをかけられないケースが多く、「スタッフの当たり外れ」が発生しやすくなります。
個人でしっかり勉強しているプランナーなら当たりですが、提案力のないスタッフだと次のようなリスクや不満が発生します。
- 柱が邪魔で車の出し入れ時に不安
- 風で揺れたとき家に当たりそうで怖い
- 滑り出し窓が開かなくなってしまった
- 乗り降りで雨がかかり、車も汚れる
- 自宅カラーと統一感がなくデザインが悪い
このようなカーポートに関する不満・不安は、プランナーのアドバイスや提案で防ぐものです。
施工店を選ぶ際は価格に加えて、上のようなアドバイスがあるか?聞いたことにすぐ答えられるか?などチェックしてみてください。
おしゃれなカーポートの施工事例
2本柱片方支持・1台用
スタンダードな片側支持タイプのカーポートは、リーズナブルな価格で場所を取らないのが特徴です。
反面耐積雪性能は低めなので、大雪に備えるならサポート柱オプションも合わせて検討しましょう。
フラットタイプを選べば、スタイリッシュなモダン外構ともマッチしておしゃれなアクセントにもなります。
4本柱両側支持・2台用
両側の柱と梁で屋根を支えるタイプは、片側支持より強度が高く2~4台用に対応する製品もあります。
こちらは駐車場の両端に柱を持ってくることで、乗り降りのじゃまにならずスマートに馴染んでいます。
片側支持のカーポートを二つ組み合わせる「合掌タイプ」の施工事例です。
建物の形や外構テイストによっては、アール形状のカーポートの方がおしゃれに見えることもありますね。
4本柱両側支持・折板2台用
スチール材を折り曲げた折板屋根のカーポートは、耐雪・台風性能の高さが特徴。
初期コストはかかりますが、長期スパンで見ればリーズナブルになっていくでしょう。
ナチュラル仕様の外構・玄関アプローチに合わせ、木目を採り入れておしゃれにコーディネートしています。
カーポートなしの外構プランも検討してみる
お車を大切にする方にとって、カーポートは非常に重要な外構の一つです。
しかしカーポートにはメリットだけでなくデメリットもあるため、外構全体のプランやライフスタイルも踏まえてつけないプランも検討するのがおすすめです。
- 車を紫外線や雹害から守れる
- 雨の日濡れずに乗り降りしやすい
- 冬場のフロントガラス凍結を防いでスムーズ出勤
- コストが掛かる
- 意外と車が汚れる
- 柱が駐車スペースを圧迫する
- 家や庭が暗くなる
- パネルの汚れが気になる
- 車の買い替えに制限が出る
- 大雪や台風による破損リスクが発生する
カーポートを付けることによって、車をきれいな状態に保ち、普段の使い勝手が良くなるのは大きなメリット。
しかしサイズによっては雨風が吹き込むことも多く、思っていたより車が汚れるという声も少なくありません。
またカーポート自体の汚れやメンテナンス・雪下ろしの手間や大風時の飛散リスクが発生する点も注意すべきデメリットです。
少し手間はかかりますが、使用頻度が少ないなら車カバーなどで代用する手もあります。
カーポートが無いことで外構プランが広がる可能性もあるので、メリット・デメリットをフラットに比較して検討してみましょう。
まとめ
カーポートはスタンダードな外構設備の一つですが、費用・施工品質・提案力のバランスに注意しましょう。
安さだけを追い求めてしまうと、施工ミスや手抜き工事で、仕上がりの不満や積雪時の事故を招く恐れもあります。
コストも大切な要素の一つですが、信頼できる施工店を見つけて価格を相談するようにしましょう。
茨城県のカーポート工事は、エクステリア専門店のミモザガーデンにご相談ください。
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