庭の水はけ改善はDIY?業者に依頼?メリット・デメリット比較
「庭の水はけが悪い…」
新築一戸建てを建築したあとに、雨が降るたび頭を抱える人がいます。
そんな人が取れる対策は2つ。
- DIY!自分で水はけを改善する。
- プロに依頼!業者に工事を依頼する。
どちらがよいのか、他の人に相談するのは困難です。
なぜなら、外構を自分で行う人も、業者に依頼した経験がある人も、少ないから。
そこで本記事では、水はけの改善に注目して、DIYとプロへの依頼のメリット・デメリットを比較、さらに具体的な方法も紹介します。
それぞれの特徴をつかむことで、あなたに最適な方法が分かるはず。
上手く使い分けて、お金を節約しながら綺麗なお庭を目指しましょう!
目次
庭の水はけが悪いと……
DIYで水はけを改善する方法
業者に依頼して水はけを改善する方法
まとめ│庭の水はけ改善はDIYと業者の使い分けを
庭の水はけが悪いと……
最初に、庭の水はけが悪いときに起こる問題を整理しましょう。
家・車が汚れる
水はけが悪いと「家・車の汚れ」が気になります。
雨が降っているとき、雨が止んだ後も水たまりが残り、靴に泥が付着して車や玄関を汚してしまいます。
軒・庇が短いお家では、跳ねた泥が直接、家の壁に付着することも。
虫・カビの発生源に
「虫・カビ」の発生も問題です。
長い間湿気が残ることになるので、蚊やハエなどの害虫が発生する原因になります。
同時にコケやカビが発生することもあるので、見た目にもよくありません。
家の直近で水たまりができやすい環境だと、家の基礎コンクリートにもコケが生え始めて、構造部分の木材にも悪影響を及ぼしかねません。
花・作物が育ちにくい
「花や作物が育ちにくい」のも問題です。
一戸建てに引っ越してから、ガーデニングや家庭菜園に挑戦したいと考える人もいるでしょう。
しかし、水はけが悪ければ、根が伸長せず生育に悪影響を及ぼします。
場合によっては根が腐って枯れる場合もあるので、庭仕事を趣味にしたい人は根本的な対策が必要です。
DIYで水はけを改善する方法
では、具体的に水はけを改善する方法をDIYで施工する場合から見てみましょう。
DIYで施工するメリット
DIYで施工するメリットは「費用が安く済む」ことです。
業者の人件費が浮くので、工事費を節約できます。
さらに、自分で施工するので、施工後に問題が発生しても自分で補修できるのも強みです。
DIYで施工するデメリット
DIY施工のデメリットは「施工後の見た目が悪い」こと。
新築の家の外構が美しいのは、長年外構を仕事にしてきた腕があってのこと。
コンクリートを平滑に仕上げることすら素人では難しく感じ、プロの仕事と比べると見劣りしてしまうでしょう。
さらに「時間がかかる」ことも問題です。
プロは手際よく作業して、仕事の軽重にもよりますが、1~2日で完了して使える状態になります。
一方、DIYの場合は重機を使うこともできず、基本的にスコップなどでの手掘りになり、必要以上の時間が必要になります。
駐車場など、使えないと困る場所の施工はプロに任せる方がよいでしょう。
DIYの具体的な方法
具体的な、DIYでも実施できる水はけ対策を紹介します。
全体に目の荒い砂利を敷く
「目の荒い砂利を敷く」のは最も手軽な方法です。
水はけの悪い土の上に砂利が覆いかぶさるので、砂利の下には水が溜まっているのですが、見た目は水たまりが消え、靴に泥が付着することもありません。
何度も踏まれると砂利が土に埋まり、段々効果が薄くなります。
土の上に防草シートなどを敷いてから施工すると効果が長続きするでしょう。
砂利以外にも土の庭を彩る方法が知りたい人向け!
→土の庭をどうにかしたい⇒おしゃれガーデンにするアイデア
暗渠排水用のパイプを埋める
地面に穴を掘って、水を通す穴が開いた「暗渠排水パイプ」を埋めるのも手です。
浸透した雨水がパイプを通って次々に排水されるので、効果は抜群です。
ただし、砂利を敷く方法に比べて難易度は一気に上がり、完成するまでの労力も大きなものになります。
特に庭が大きいお家では、業者に依頼して重機を使用、効率的に作業することをおすすめします。
緩い勾配をつける
地面に一様に「緩い勾配をつける」方法もあります。
側溝や道路側に向かって勾配をつけることで、雨水が土の表面を通じて順調に流れてくれるかもしれません。
スコップひとつあれば、勾配の調整は可能です。高い方から低い方へ水が流れることをイメージしながら試しにやってみましょう。
業者に依頼して水はけを改善する方法
DIYでの解決が難しいなと感じたら、業者への依頼を検討してみましょう。
業者に依頼するメリット
業者に依頼する場合の特徴はDIYと正反対です。
プロが行うので「仕上がりが美しく」なります。
また、工事に入ってからの「期間も短く」できるので、水はけの悩みを素早く解消できます。
過去の「事例を参照しながらプランを策定できる」点もメリットです。
DIYの場合、施工が終わってから夫婦間で想像していた外構のイメージが違っていた、というのもよくある話。
写真を見ながら意見をすり合わせて、夫婦・業者間でイメージを共有できるのは強みです。
業者に依頼するデメリット
一方でデメリットは「費用が高くなる」こと。
業者の人件費や重機の稼働費用がかかるので、当然のことではありますが…。
DIYの場合、イチから道具を揃える必要があるので、施工後も庭仕事をしない人なら、業者に依頼した方が実は安かった、ということもあるので注意です。
業者に依頼する場合の工法
実際に業者に依頼すると、どんな方法で水はけを改善してくれるのでしょうか。
砂利・暗渠排水・水勾配
基本的な工法はDIYの場合と変わりません。
ただし、長い間水はけが保てるよう、しっかりした下地を作ったり、平滑で水きれのよい仕上げにしたり、「見えない部分や仕上がりに違い」が生まれます。
土の入れ替え
粘土など、水が浸透しにくい土の場合「土の入れ替え」で解消できるかもしれません。
浸透しにくい現在の土を重機を使い掘り起こし、代わりに水はけのよい土を持ってきて埋め戻す方法です。
重機やダンプを使い、残土の処分も生じるので、DIYでは行えない選択肢です。
この方法は、特にガーデニングや家庭菜園を志す人におすすめ。
水はけがよくなれば、庭木や果樹、野菜の根張りがよくなり、成長が期待できます。
土を露出させない
コンクリートやタイルなどを利用して「土を露出させない」方法です。
降雨はコンクリート・タイルの表面を流れますし、雨が上がればすぐに乾燥します。
雑草を抜く手間も少なくなるので、手入れにストレスを感じている人におすすめ。
この方法は下地が悪ければすぐにガタガタになります。DIYでなく、経験豊富な業者への依頼がおすすめです。
庭のお手入れに時間が割けず、コンクリート外構を検討している人向け!
→お庭をコンクリートでおしゃれに彩るテクニック集♪茨城の外構実例
業者に依頼する場合の費用の目安
業者に依頼する場合、どれくらいの費用になるのかが気になりますよね。
実はプロからも「相場はいくらです」とはいえない事情があります。
外構は広さや条件、仕上がり(砂利なのか、タイルなのか、など)によって費用が大きく変わります。
このため、安易に費用の目安をだしづらいのです。
あえて目安を述べると、仕上げまでを含めて「100~300万円」ほどを想定するとよいでしょう。
外構費用の目安を事例と一緒に知りたい人向け!
依頼する業者の探し方
依頼する場合「業者の探し方」が大事です。
ハウスメーカーが懇意にする業者、外構専門の業者、ホームセンターなど様々な手段がありますが、大事なのは「どんな仕上がりにしてくれるか」を知ることです。
施工事例を見なければ、完成のイメージを思い浮かべるのは困難で、施工後に”イメージと違う…”という事態になりかねません。
どの選択肢にしても、必ず施工事例を確認して、あなたの理想のイメージと合致するかを確認しましょう。
>もっと事例が見たい人は、ショーガーデンで豊富な写真と一緒に見てみませんか?
まとめ│庭の水はけ改善はDIYと業者の使い分けを
お庭の水はけに悩んでいる人に向けて、をDIYで行う場合、業者に依頼する場合の特徴を紹介しました。
水はけの改善は一度行えば、大きな効果を長期間実感できます。
一緒に仕上げも行えば、毎日庭を見るのが楽しくなるでしょう。
水はけにストレスを感じている人は、近くの外構業者に相談してみましょう!
茨城県でおしゃれなお庭づくりをお考えの際は、エクステリア専門店のミモザガーデンへ。
外構専門店ならではのデザインアイデアをもとに、お客様のご自宅にピッタリなお庭プランをご提案いたします。
牛久市のショーガーデンでは、実際のお庭デザインや建材のサンプルなどもご覧いただけます。お近くの方は、ぜひお気軽に遊びにいらしてください。
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