【カーポート】いる?いらない?後悔を防ぐために知りたい11のコト
「カーポート、なくてもいいんじゃない?」
建築計画を立て始めたとき、絶対に必要だと思っていたカーポート。
建物や外構の予算を考えると、その値段の高さから、無くてもいいのかも?と思ってしまうこともあるでしょう。
本記事では、カーポートが本当に必要なのか、または必要ないのかを考えるために、カーポートのメリットとデメリット、さらにつけてよかった / 悪かったエピソードを紹介します。
比較的高額な設備である一方で、取り付けたときに高い満足が得られるカーポート。
改めて利点と欠点を認識して、あなたにとって必要なのかを考えてみましょう。
目次
カーポートが『いらない』人の意見・デメリット
カーポートが『いる』人の意見・メリット
カーポートを設置の『注意点』
まとめ│必要性を議論しよう!
カーポートが『いらない』人の意見・デメリット
最初に、カーポートが「いらない」という人の意見や、設置したときのデメリットを見てみましょう。
ネガティブな意見や特徴を知ることは、後悔を防ぐことにつながります。
意見:南側のカーポートで暗くなった…。
1つめの意見は「建物の南側にカーポートを建てたら暗くなった」というもの。
カーポートの屋根は透明ではありますが、太陽光の熱を吸収しやすいタイプを中心に、熱とともに明るさも吸収してしまいます。
建物の南側にカーポートを建てれば、室内に入り込む光の量も減ってしまい、リビングやダイニングなどの明るさが必要な空間が暗くなってしまうのです。
南側に限らず、東や西側にカーポートを設置しても、朝・夕の明るさが減ってしまうことがあるので注意したいところです。
意見:カーポートの寸法に合った車しか買えない…。
2つめは「カーポートの高さに合った車しか買えない」という意見。
カーポートを設置してしまうと、製品の交換が難しく、車高がある車に変更したくても車の頭が当たってしまうケースがあります。
カーポートを設置する場合は現在だけではなく、将来乗る可能性がある車のことを考えて計画する必要があります。
または、1台分のカーポートを設置して、2台目のスペースは青空駐車場にしておくのも手です。
意見:屋根の掃除がしづらくて汚い…。
3つめは「カーポートの屋根が掃除できなくて汚い」というもの。
カーポートの屋根は、脚立に乗っても手が届きにくいので、掃除の頻度が落ちてしまいます。
このため、ホコリや落ち葉が溜まってしまい、汚くみえてしまう場合があります。
対策として考えられるのは、ホコリが見えにくい濃いめの色の屋根の使用や、流水で頻繁に洗うこと、落ち葉が生じる木を近くに植えないことなどです。
根本的な解決が難しい問題なので、定期的な業者への掃除依頼も含めて、複数の方法を検討したいところです。
デメリット:設置費用が高額
デメリットとして考えられるのは「設置費用が高額」であること。
安価なものでも数十万円、高価なものや2台、3台タイプになると100万円を超える設置費用を要することもあります。
カーポートを設置する代わりに、住宅設備や外構にお金をかけたり、新築後の生活費に当てることもできるでしょう。
ただし、カーポートは一度設置すると10年、20年と長く使えるもので、高い費用対効果を得られるもの、という認識は持っておきましょう。
外構工事で費用以外の尺度が知りたい人へ
デメリット:駐車場が狭くなってしまう
「駐車場が狭くなってしまう」デメリットも認識しておきたいもの。
カーポートを立てるには、後方支持型など特殊なタイプでも2本。一般的な形のものでは4本の柱を要します。
その分だけ、駐車場として利用できるスペースが減ってしまいます。
特に、限られた面積の駐車場にカーポートを立ててしまうと、毎日の駐車場への出し入れにストレスを感じてしまうこともあるので、一定度の余裕をもってカーポートを導入しましょう。
デメリット:外観が崩れてしまう場合も
カーポートはメタリックな外観で大型なので「外観を崩してしまう恐れ」があります。
モダン・スタイリッシュな外観の建物ならカーポートと合うかもしれませんが、カントリー風の外観の建物と合わせると雰囲気が異なるかもしれません。
中には、木目調の外観を持つカーポートも販売されているので、外観にこだわる場合は検討してみましょう。
カーポートが『いる』人の意見・メリット
続いて、カーポートが「必要」という人の意見や、設置することで得られるメリットを見ていきましょう。
意見:雨の日に塗れずに移動できるのは楽!
設置した人から聞かれるカーポートのよさの代表は「雨の日に濡れずに乗降できる」こと。
大雨が降っていても、焦らずに車から乗り降りできるのは強烈なメリットです。
通勤通学の荷物から毎日の買い物の出し入れに重宝します。
子供がいる家庭ではカーポートの恩恵はさらに大きなものになるでしょう。
意見:夏の車内の暑さから解放された!
「夏の暑さから解放される」ことも設置してよかった意見として聞かれます。
夏、車に乗ろうとドアを開けた瞬間、熱気が襲ってくる。
エアコンをつけて、しばらくしても車内が全然冷えない。
こういった経験があるでしょう。
熱線吸収ポリカボネートを中心に、車への日光のダメージ・熱を軽減する屋根材を利用することで、夏の暑さから車を守ることできます。
意見:冬の霜よけから解放された!
夏だけでなく、冬も「霜よけから解放された」という声も聞かれます。
寒い時期は、車の窓ガラスに霜がおりて、出発しようとしても溶けない場面があります。
カーポートを設置すれば、車の窓ガラスに霜が降りることはなくなり、霜を溶かす手間やストレスから解放されるでしょう。
メリット:車の劣化・汚れを防げる
よく言われる「車の劣化や汚れを防ぐ」のも大きなメリットです。
車に直接、紫外線が当たったり、太陽光で外装・車内が高温になることは、樹脂部分を中心に車の劣化の促進につながります。
さらに、ホコリや鳥の糞、雨など、車が汚れてしまう原因から、車を守ることができます。
劣化・汚れどちらからも車を守れるので、車を大事にしたい人は、設置を検討したいものです。
メリット:雨の日でも外で作業できる
「雨の日に外で作業できる」点も、気づきにくいメリットです。
雨の日でも、たとえば釣り道具の手入れなど外で行いたい作業はあるものです。
通勤通学で、傘を差したり畳んだり、かっぱの脱ぎ着を考えても便利です。
カーポートがあれば、屋根の下は雨水を避けられるので、雨の日でも外で塗れずに作業できるのは強みです。
カーポートを設置の『注意点』
最後に、カーポートを設置する場合の注意点を解説します。
設置したあとに「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、ぜひ考えておきましょう。
北側?南側?設置する方角を気にして
カーポートは「設置する方角」を気にすると、長く安定して利用できます。
あなたの家がある地域で風が強いのは、どの方角ですか?
その方向を避けることで、カーポートにかかる風による力を弱められます。
台風の大型化が危ぶまれる昨今、カーポートの計画には風向きの視点も取り入れてみましょう。
新築の場合は駐車場スペースを広く取る
新築で、カーポートの設置位置や駐車場スペースの計画を変更できる場合は、できるだけ「駐車場を広く確保する」ことが大事です。
先述したように、カーポートを設置する場合は柱の分だけ、駐車できるスペースが狭くなってしまいます。
そして生活していくと、自転車や外用の物置など、カーポート以外の物も駐車場に置くケースが出てきます。
カーポート+車でピッタリな場所だけ確保すると、拡張性がなくなってしまうので、できれば+αの広さを確保しましょう。
まとめ│必要性を議論しよう!
設置して良かった / 悪かった・メリット / デメリットなど、11の視点からカーポートを考えました。
大きな構造物で、同時にお値段も高価なカーポート。設置したあとで後悔はしたくないものです。
本当にいるのか、いらないのか。
家族間で話し合ってから、カーポートの設置を決めましょう。
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