外構でよくある失敗6選│後悔を防ぐために知りたい対策も紹介
「外構計画、失敗したくないな…。」
外構を計画している人の中には、このように失敗を恐れている人もいるのではないでしょうか。
工事の規模にもよりますが、外構工事は高額な金額が必要になることが多く、失敗したくない心理が働くのは確かです。
失敗しないためにどうすればよいか、その答えは「失敗事例と対策を知ること」です。
本記事では、外構工事が完了したあと失敗を感じやすい事例を解説。
それぞれ失敗しないための対策を紹介します。
施工後は長く使う外構。
失敗を避けて満足するものにしていきましょう。
目次
(1)シンボルツリーが想定より大きくなった
(2)駐輪場を設置しておけばよかった
(3)雑草の勢いが思ったより激しい
(4)カーポートを設置したら乗り降りがしづらい
(5)人工芝の色あせ・抜け
(6)黒色の仕上げにしたら汚れが目立つ
まとめ│対策を知って失敗・後悔を防ごう
シンボルツリーが想定より大きくなった
1つ目の失敗は「シンボルツリーが想定したよりも大きくなった」というものです。
新築で住宅を建築した場合は特に、シンボルツリーの植樹を勧められることがあります。
ここで深く考えずに、勧められた樹種を選択してしまうと、後悔を感じてしまうかもしれません。
シンボルツリーに勧められる木の多くは中・高木と呼ばれる、比較的大型化しやすい木で、適切な剪定を行わない場合、手がつけられないほど大きくなる場合があります。
その場合雨樋が落ち葉で詰まってしまったり、落葉が隣家に入って迷惑をかけてしまうことも。
樹種の選定は外構屋さんと一緒に選んで
対策は「外構屋さんと一緒に木を選ぶ」ことです。
園芸の知識がない人は、プロに任せてしまい木の選定もお願いしてしまいがちですが、どんな頻度で木の手入れができるかは人によって違うもの。
あなたの木や花への興味を考慮すると、木を植えない選択が正解かもしれません。
また、あなただけで木の種類を決めるのも考えものです。
十分な理解が無いまま木を選んでしまうと、日当たりや病虫害の問題で後悔を感じてしまうかもしれません。
木を植えることへの豊富な経験がある、外構屋さんと二人三脚で一緒に考えることが成功への近道です。
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駐輪場を設置しておけばよかった
駐車場のことを意識する人は多いですが「駐輪場のことを考えずに後悔」してしまう場合もあります。
「自転車は小さいから、隙間にでも入れればいいや」
こう考えると後悔につながります。
実は自転車は駐車する時に、タテ2.0m、ヨコ1.0m(人が入る隙間も含めて)ほどの寸法を要求され、台数が増えるとさらに大きな駐輪スペースが必要になります。
駐車場の空きスペースに置こうとすると、自転車は使いづらく、自動車は駐車しづらくドアを開けにくい、不便な状況が生まれてしまいます。
ライフサイクルの変化も想定する
こういった事態を避けるためには「ライフサイクルの変化を想定した駐車・駐輪場作り」が必要です。
外構工事を行ったときは幼稚園生だった子どもも、すぐに小学生・中学生と大きくなっていきます。
自転車が必要なことは明らかなので、未来のことも想定して外構を考えるとよいでしょう。
予測が困難なときは、駐車場スペースを、必要より少し余分に確保することをおすすめします。
自転車だけでなく、外倉庫が必要になったとき、親戚の車が来るときなど、様々な場面で対応できるようになります。
雑草の勢いが思ったより激しい
「失敗した…」と感じやすいのは「雑草の勢いを実感したとき」です。
庭を持った経験のない人が庭を持って、初めて夏を迎えたときは雑草の生命力に驚くことでしょう。
抜いても生えて、切っても伸びて、体力が奪われていきます。
「家庭菜園がしたい」「広い天然の芝生を楽しみたい」このように思って広めの庭を作ると、後悔する可能性があります。
お手入れのことまで考慮して、外構を計画しましょう。
最初は最低限の外構に留めてみても
外構計画を立てるとき、細かな仕様や雑草のことまで考える余裕はないかもしれません。
このため「最初は最低限の外構に留める」のも手です。
駐車場やアプローチなど、普段使用するのに使うことの多い部位だけ施工して、生活するうえで必要だと思った部分を追加で施工してもよいでしょう。
気をつけるべきは重機の進入路の確保です。
外構は重機が入らない場所は、人力での運搬・施工を余儀なくされます。
職人の手間も増えるので、重機を使う場合に比べて施工時間・費用も大きくなりがちです。
後で施工する予定も、外構屋さんに共有しておきましょう。
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カーポートを設置したら乗り降りがしづらい
最初は青空駐車場。
不便を感じて、カーポートを設置。
この場合も「乗り降りがしづらくなった」と後悔を感じることがあります。
カーポートの設置には柱を建てるスペース、及び柱を支えるためのコンクリート基礎を埋めるスペースが必要になります。
青空駐車場を前提に駐車スペースを設計していると、カーポートを建築した結果、駐車スペースが狭小になってしまうのです。
柱があるためドアの開け締めに苦労しますし、駐車場の出入りにも気を使う場面が生じてしまいます。
カーポートを設置するなら図面に記載を
わずかでもカーポートを設置する可能性があるなら「必ず図面に記載」しましょう。
図面に記載するときは、具体的にどのメーカー・品番のカーポートを使用するかも決めておきます。
そうすることで、正しい寸法のカーポート・基礎を図面に書き込めて、実際の使用感を検証できるからです。
タテヨコ方向だけでなく、高さ関係も気にしたいところ。
現在乗っている車だけでなく、将来乗る予定の車も含めて、高さのある車に乗る可能性があるなら、ロングタイプのものを選択しましょう。
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人工芝の色あせ・抜け
お手入れの頻度を下げるために敷いた人工芝。
まだ1年ちょっとなのに「色があせた・芝が抜けてきた」という失敗。
人工芝のメリットは、天然の芝と違って成長しないため手入れが不要で一年中綺麗な緑が見えることです。
しかし、商品の選択によっては、設置から年数が経過していないのに、色あせや芝の抜けが生じることがあります。
また、しっかり下地を作っていなかったり、防草シートを施工していない場合は、人工芝なのに間から雑草が生えてきて、見た目が汚くなる場合もあります。
人工芝の耐久年数を見て。メンテナンスも想定
まずは使用する予定の「人工芝の耐久年数」を見てみましょう。
耐久度合いのほか、材質は何か、色あせの実験を行っているかなど、様々な確認するべき項目があります。
長年使用するものなので、しっかりと確認して選定したいものです。
また、人工芝といえども完全メンテナンスフリーではありません。
使用していると、飛んできた土から雑草が生え始めたり、耐用年数を経過したとき、再施工する必要もあります。
施工したあとの手入れのことも、外構屋さんから聞いておきましょう。
黒色の仕上げにしたら汚れが目立つ
「モダンな黒色の仕上げにしたら汚れが目立つ」ことも失敗例に挙げられます。
黒色のタイルや石を仕上げに用いると、見た目が引き締められて非常に美しい仕上がりになります。
一方で雨が降った時、汚れた靴が乗ったとき、タイルや石の汚れ方に驚いてしまうでしょう。
濃い色の仕上げにして綺麗な状態を保ちたいなら、頻繁に掃除する覚悟が必要になります。
汚れが気になるなら、淡い色合いの仕上げを
掃除が大変に思うなら「淡い色合いの仕上げ」を利用してみましょう。
たとえば、クリーム色の仕上げなら砂や泥の汚れが乗っても目立ちません。
多くの外構が淡い色合いで仕上げられているのは、汚れの目立つ・目立たなさも理由のひとつです。
特に子どものいる家庭では、運動靴に砂が付着する場合が多いので、汚れが目立たない外構を目指すと、家事負担が少なくなるでしょう。
まとめ│対策を知って失敗・後悔を防ごう
外構工事の失敗事例と対策について解説しました。
改めて対策を見てみましょう。
- シンボルツリーは外構屋さんと一緒に選ぶ
- 駐車場と一緒に駐輪場も考える
- 雑草に対処できるか考えてみる
- カーポートは図面に落とし込んで考える
- 人工芝は耐久年数やメンテナンスも考える
- 外構の汚れが気になるなら淡い色を
全ての対策は、外構工事が終わったあとの生活をイメージするものです。
具体的にどんな生活ができるか考えて、施工したあとに「失敗した…」と思わないよう、熟考してみましょう。
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